卒業生から

現在さまざまな場所で活躍している卒業生から、生活団の時の思い出や、振り返って思うことなどを聞きました。また、生活団の時の絵や楽譜もご覧ください。


 松戸友の会幼児生活団30周年おめでとうございます。今も変わらぬ場所で、そして当時おせわになった先生もいらっしゃるとのこと、嬉しく思います。

 私は一回生でしたので、全てが新しく、手探りであったことが、強い記憶や思い出として残っています。鳩小屋をみんなで考えて作っていただいたこと、鳩は伝書鳩として近くの山から飛ばして帰ってくるのを待っていたこと、卒団式のために合奏を一生懸命練習した時間など。

 私は現在、読売日本交響楽団、紀尾井シンフォニエッタ東京のヴィオラ奏者として活動しています。楽器を弾く仕事の縁で、生活団のお泊り会で何度か弾く機会をいただき、懐かしい生活団のお食事もいただくことができました。

 また、当時からの指導者の先生方や、同じ1回生のお友達のお母様が、コンサートにいつも足をお運び下さって、お付き合いが今でも続いているのは、本当に嬉しく思っています。

 

1回生 森口 さん 


 私は今、夫の仕事の関係で中東の国サウジアラビアの首都リヤドで暮らしています。もうすぐこちらで生活を初めて2年が経とうとしています。夏は最高気温50度になるほどの暑さと乾燥、イスラム教を基盤にした文化・習慣に、最初は戸惑いましたが、現在は住めば都という言葉の通り、楽しく生活しています。

 生活団の3年間は、私の基本を作ってくれた貴重な時間でした。自立するということを最初に教えてくれたのは生活団での生活からでした。また、その当時の両親のことを考えてみると、膨大な時間と手間をかけて通わせてくれ、育ててくれたんだなあと思います。生活団の鳩は元気でしょうか?何か機会があったら、久しぶりに訪れてみたいです。

 

2回生 佐藤 さん 


鳩の絵 6才組